ワールドワイドな特許検索データベースPatSnap(その2)

2020年7月17日
アジア特許情報研究会:伊藤徹男

前回、ASEANのうち原語情報が提供されているインドネシア(ID)、タイ(TH)、ベトナム(VN)のデータ収録と具体的な用語、出願人、IPCでの検証結果を紹介しました。 それに引き続き、英語圏であるマレーシア(MY)、フィリピン(PH)、シンガポール(SG)のデータ収録を出願年単位と発行年単位で取得し、さらに具体的な用語、出願人、IPCでの検証結果を併せて紹介します。

付録として東アジア(中国、台湾、韓国)のデータ収録についてもPatSnapと比較して紹介します。

これらの収録情報は各国特許庁データベースおよびPatSnapから日付検索によって求めたものでデータベースに実際に収録されている情報ではないことをお断りしておきます。いずれも検索日は2020年7月。

出願年推移(2020/7現在)

表中の略表記は以下の通り。
MyIPO;マレーシア特許庁データベース
IPOPHL;フィリピン特許庁データベース
SG2IP;シンガポール特許庁データベース

PatSnap検証2_出願年推移

発行年推移(2020/7現在)

PatSnap検証2_発行年推移

シンガポール、フィリピンの収録は他の商用データベースより優れた収録を示すものの、マレーシアは他の商用データベースと同様、収録は劣る状況である。

また、表にはないが、1990~1998年はフィリピン公開特許はフィリピン庁からも発行されていないにも拘わらず、他の商用データベースは登録特許を誤って公開特許として収録しているがPatSnapではほぼ妥当な(フィリピン庁よりやや劣るが)収録を示した。

用語、IPC、出願人検索比較

前回同様、2000~2018年に発行された公開特許について用語、IPC、出願人の検索数を比較しました。ここでは他の商用データベースは割愛しています。

用語、IPC、出願人名ではスペースとハイフンを含むものとしてmultilayer* or “multi-layer*” or “multi* layer*”およびIPCはB32B27* or “B32B 27*”を、出願人はUNICHARM or “UNI-CHARM” or “UNI CHARM”について検証したのも前回と同様です。

[マレーシア]

検索比較_マレーシア

[フィリピン]

検索比較_フィリピン

[シンガポール]

検索比較_シンガポール

参考情報

東アジアのアジアの収録

[出願年推移(2020/7現在)]

出願年推移

[発行年推移(2020/7現在)]

参考情報発行年推移

東アジアの収録はほぼ問題ないかと思います。

[中国特許出願人収録比較(2020/7現在)]

英語:”HUAWEI TECH*”
中国語:华为技术有限公司

中国特許出願人収録比較

以上